この度,輝かしい伝統と実績のある「日本高等学校吹奏楽連盟」の会長就任に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
はじめに、これまで吹奏楽連盟の先頭に立たれ、吹奏楽の新たな発展に向け積極的に活動されてこられた歴代会長さんはじめ役員各位のご尽力とご功績に心から敬意を表しますと共に、厚く御礼申し上げます。
「日本高等学校吹奏楽連盟」は、母体である「全日本高等学校吹奏楽指導者協議会」として40余年前に発足いたしました。「高校生の音楽へのひたむきな情熱を凝集し、最高のハーモニーを求めて研讃を積まれている全国の高校生のための芸術活動を奨励し、これからの吹奏楽を支える人材育成に努める」といった当初からの目的は,現在も全くぶれることなくその活動が継続されていることは誠に素晴らしいことです。
私は、音楽の専門家ではありませんが、遠山理事長の地元で長年ご支援ご厚誼を賜わり、また文部科学大臣を勤めた経験から音楽、文化、芸術の重要性を認識している者として、現在文化芸術振興議員連盟(音楽議員連盟から今年改称)の副会長として、諸外国に比べて少ない文化関係予算の拡充などその振興活動に携わっています。高校教育の一環としての音楽活動が如何に有意義かを実践し、吹奏楽界の環境整備と充実に微力ながら全力で取り組んで参りたいと思います。
皆様方からのご指導、ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。 |